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診療時間 9:30-12:00/15:00-18:00(金曜休診)
<受付時間 9:00-11:30/14:30-17:30>
※日曜祝祭日は午前のみの診療です
※時間帯予約制でのご案内をしております
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─ 心雑音から難しい心臓病まで ─
「獣医循環器認定医」が丁寧に
診断します
健康診断で心雑音を指摘された、咳や呼吸の速さが気になる、散歩ですぐに疲れる、突然ふらついたり倒れたりする――。
犬や猫の心臓病は、目立った症状がないまま進行することもあります。
自由ヶ丘動物病院では、獣医循環器認定医が聴診、心臓超音波検査、レントゲン検査、心電図、血圧測定などを組み合わせ、一頭一頭の状態を丁寧に評価します。
心臓だけでなく、年齢や生活、腎臓病や呼吸器疾患などの併存疾患も考慮し、その子とご家族に合った検査・治療をご提案します。

健診やワクチン接種時に、心臓の音の異常を指摘された
心雑音は、心臓の弁の異常や先天性心疾患などを発見するきっかけになります。
心雑音があるからといって、すぐに治療が必要とは限りません。しかし、聴診だけでは病気の種類や進行度までは分からないため、必要に応じて心臓超音波検査などで詳しく評価します。
夜間や興奮時、運動後などに咳き込むことが増えた
心臓病が進行すると、肺に水分がたまる肺水腫や、拡大した心臓による気管支の圧迫などによって咳が出ることがあります。
一方で、咳は気管や肺などの呼吸器疾患でも認められます。咳だけで心臓病と判断することはできないため、心臓と呼吸器の両方を確認することが大切です。
安静時にも呼吸が速い、胸やお腹を大きく動かして呼吸している
このような様子は、心不全や肺水腫などで認められることがあります。
特に呼吸が明らかに苦しそうな場合は、緊急性が高い可能性があります。
できるだけ早く、お電話でご連絡ください。
以前より歩くのが遅い、途中で立ち止まる、遊ぶ時間が短くなった
心臓の機能が低下すると、全身へ十分な血液を送りにくくなり、以前より疲れやすくなることがあります。
こういった変化を「年齢のせい」と思っていたところ、心臓病が見つかることもあります。
運動や興奮の後などに力が抜ける、意識を失うことがある
心臓から送り出される血液が一時的に不足したり、不整脈や低血圧が起こったりすると、ふらつきや失神が認められることがあります。
突然力が抜けたように倒れる、興奮や運動の後に倒れる、咳き込んだ後に意識を失うといった場合は、早めの受診が必要です。できるだけ早く、お電話でご連絡ください。
けいれん発作と見分けにくいこともあるため、可能であれば症状の動画を撮影してお持ちください。
レントゲンや聴診、心電図で心臓の異常を指摘された
レントゲン検査で心臓が大きいといわれた、聴診や心電図検査で脈の乱れを指摘された場合には、原因と治療の必要性を確認します。
不整脈には経過観察でよいものから、失神や突然死の原因となるものまでさまざまな種類があります。
猫種や血縁、健康診断の結果などから心臓病が気になっている
猫の心臓病は、聴診で心雑音が聞こえないことや、症状が出るまで気づかれないことがあります。
猫種や血縁関係から心筋症が心配な場合、健康診断で心臓の異常を指摘された場合、呼吸の変化や後ろ足の異常がみられた場合にはご相談ください。
今の治療方針や薬の必要性、今後の見通しを確認したい
すでに心臓病の治療を受けているものの、病気の進行度や薬の必要性について詳しく知りたい場合、治療方針について別の意見を聞きたい場合にも対応しています。
これまでの検査結果や処方されているお薬を確認し、現在の状態に合った治療について一緒に考えます。
次の症状がある場合は、緊急性が高い可能性があります。
できるだけ早く、お電話でご連絡ください。
診療時間 9:30-12:00/15:00-18:00
(休診:金曜日・日曜日午後・祝日午後)
<受付時間 9:00-11:30/14:30-17:30>
犬・猫では、主に次のような心臓病があります。
犬の心臓病には、加齢に伴って発症しやすくなる病気だけでなく、生まれつきの心臓の異常や、不整脈、肺や全身の病気に関連して起こるものもあります。病気の種類や進行度によって、必要な検査、治療を始める時期、定期検診の間隔は異なります。当院では、心臓超音波検査を中心に、レントゲン検査、心電図、血圧測定などを組み合わせて詳しく評価します。
猫の心臓病は、目立った症状がなく、心雑音が聞こえない場合もあります。そのため、症状が現れて初めて心臓病が見つかることや、健康診断、手術前の検査などをきっかけに発見されることも少なくありません。心臓超音波検査によって心筋の厚さや動き、心臓内部の血流、心房の大きさなどを詳しく確認することが重要です。
犬でよくみられる心臓病の一つで、特に中高齢の小型犬に多く認められます。

※拡大できます
心臓の左心房と左心室の間にある「僧帽弁」が変性し、弁がしっかり閉じなくなることで血液の逆流が起こります。初期には心雑音が聞こえるだけで症状がないことも多いですが、進行すると心臓が拡大し、咳、呼吸の異常、肺水腫などを起こすことがあります。
心臓超音波検査やレントゲン検査によって進行度を評価し、治療を始める時期や定期検診の間隔を判断します。
肺の血管を流れる血液の圧力が高くなり、心臓、特に右心系に負担がかかる状態です。
僧帽弁疾患などの心臓病だけでなく、肺や気管支の病気、肺血栓塞栓症、フィラリア症など、さまざまな病気に伴って発症します。
疲れやすい、呼吸が速い、ふらつく、突然倒れる、お腹に水がたまるといった症状がみられることがあります。心臓だけでなく、原因となる呼吸器疾患や全身疾患も含めた評価が必要です。
心臓の筋肉の収縮する力が低下し、心臓の内腔が拡大する病気です。大型犬や超大型犬を中心にみられますが、犬種によっては不整脈が最初に現れることもあります。
病気が進行すると、元気の低下、疲れやすさ、咳、呼吸困難、失神などが認められ、心不全を起こすことがあります。
心臓超音波検査による心臓の収縮機能の評価に加え、心電図検査による不整脈の確認が重要です。
生まれつき心臓や血管の構造に異常がある病気です。
犬では、動脈管開存症、肺動脈狭窄症、大動脈弁下狭窄症、心室中隔欠損症などがみられます。子犬のワクチン接種や健康診断の際に、心雑音をきっかけとして見つかることがあります。
病気の種類によっては、早期に診断し、カテーテル治療や外科治療を行うことで、その後の経過を大きく改善できる可能性があります。若齢で心雑音を指摘された場合は、症状がなくても詳しい検査をご検討ください。
心臓の拍動が速くなりすぎる、遅くなりすぎる、または不規則になる状態です。
健康上の問題が少ない不整脈もありますが、心臓病や全身疾患に伴って発生し、疲れやすさ、ふらつき、失神、突然の虚脱などの原因となることもあります。
聴診で脈の乱れが疑われた場合には心電図検査を行い、不整脈の種類と治療の必要性を判断します。診察時だけでは不整脈を捉えられない場合には、長時間心電図検査が必要になることもあります。
心臓やその周囲に腫瘍が発生したり、心臓を包む「心膜」の内側に液体がたまったりする病気です。

心膜液が増えると心臓が圧迫され、全身へ血液を送り出しにくくなる「心タンポナーデ」を起こすことがあります。元気や食欲の低下、呼吸の速さ、ふらつき、腹水、突然の虚脱などがみられます。
心臓超音波検査で、心膜液の有無や心臓周囲の腫瘤を確認します。緊急時には心膜液を抜く処置が必要になることもあります。
院長は獣医循環器認定医と獣医腫瘍科認定医Ⅰ種の両資格を有しており、循環器と腫瘍の両面から検査・治療方針を検討します。
猫で最もよくみられる心筋症で、心臓の筋肉が厚くなり、心室が十分に広がりにくくなる病気です。

※拡大できます
初期には症状がなく、心雑音も聞こえないことがあります。一方で、病気が進行すると左心房が拡大し、肺水腫や胸水による呼吸困難、動脈血栓塞栓症、失神などを起こすことがあります。
心臓超音波検査によって心筋の厚さだけでなく、心臓の動き、血流、左心房の大きさなどを確認し、心不全や血栓塞栓症の危険性を評価します。猫の心筋症では、症状のない段階でも左心房の大きさなどが将来のリスクを判断する重要な指標になります。
拘束型心筋症は、心室の筋肉が硬くなったり、心臓内部に線維化が生じたりすることで、心室が十分に広がりにくくなる病気です。
猫には肥大型心筋症や拘束型心筋症のほか、心臓の収縮力が低下する拡張型心筋症など、さまざまなタイプの心筋症があります。また、複数の特徴を持ち、明確に分類できない場合もあります。
病型によって治療方針や経過が異なるため、心臓超音波検査を中心に、必要に応じて血圧測定、血液検査、心電図検査などを組み合わせて評価します。猫の心筋症は、心臓の形態と機能に基づいて分類することが推奨されています。
心筋症などによって拡大した左心房の中に血栓ができ、その血栓が血流に乗って動脈に詰まる病気です。
多くは大動脈が後ろ足へ分かれる部分に血栓が詰まり、突然後ろ足が動かなくなる、強く痛がる、肉球が冷たくなる、呼吸が速くなるといった症状が現れます。片方の足だけに症状が出ることもあります。
動脈血栓塞栓症は緊急性の高い病気です。猫が突然後ろ足を引きずる、立てなくなる、強く鳴いて痛がるといった場合には、できるだけ早くご連絡ください。
心臓の拍動が速くなりすぎる、遅くなりすぎる、または不規則になる状態です。
不整脈だけでは目立った症状がないこともありますが、心筋症や全身疾患に伴って発生し、元気の低下、ふらつき、失神、呼吸の異常などの原因となることがあります。
聴診で脈の乱れが疑われた場合には心電図検査を行い、不整脈の種類と治療の必要性を判断します。診察中に不整脈を捉えられない場合には、長時間心電図検査などが必要になることもあります。
生まれつき心臓や血管の構造に異常がある病気です。
猫では、心室中隔欠損症、動脈管開存症、弁の形成異常などがみられます。子猫の健康診断やワクチン接種時に、心雑音をきっかけとして見つかることがありますが、成猫になってから発見される場合もあります。
病気の種類や重症度によっては治療を必要とせず経過をみられることもありますが、早期の治療や専門施設への紹介が望ましい場合もあります。若齢で心雑音を指摘された場合には、症状がなくても一度詳しく評価することをおすすめします。
犬や猫の心臓病は、目立った症状がないまま進行することがあります。また、心臓の状態は腎臓や肺をはじめとする全身にも影響するため、病名だけでなく、その子の年齢、生活、併存疾患まで含めて評価することが大切です。
自由ヶ丘動物病院では、専門性の高い循環器診療を、身近な動物病院で受けていただける体制を整えています。獣医循環器認定医である院長が診察と心臓超音波検査を担当し、聴診、レントゲン検査、心電図、血圧測定、血液検査などを組み合わせて、心臓の状態を総合的に判断します。
心臓病の診断では、病気の種類を見極めるだけでなく、どの程度進行しているのか、治療を始める必要があるのかを適切に判断することが重要です。当院では、獣医循環器認定医が検査結果を総合的に評価し、現在の状態や今後注意すべき変化について、できるだけ分かりやすくご説明します。
高齢の犬や猫では、心臓病だけでなく、腎臓病、呼吸器疾患、内分泌疾患、がんなど、複数の病気を抱えていることも少なくありません。心臓の数値や画像だけを見るのではなく、全身状態や日々の暮らし、ほかの病気に対する治療とのバランスまで考え、その子にとって無理のない検査・治療をご提案します。
院長は獣医循環器認定医に加え、獣医腫瘍科認定医Ⅰ種の資格を有しています。
「心臓病があるため手術や麻酔が心配」「がんの治療を続けながら心臓の管理もしたい」といった場合にも、治療による利益と心臓への負担を総合的に検討します。心臓病があるという理由だけで、必要な治療をすぐに諦めるのではなく、どのような選択肢があるのかをご家族と一緒に考えていきます。
心臓病が見つかっても、すべての犬や猫ですぐに薬が必要になるわけではありません。一方で、症状がなくても治療を始めることで、病気の進行や心不全の発症を遅らせられる段階もあります。
検査結果と病気の進行度に基づき、治療を始める時期、使用する薬、定期検診の間隔をご提案します。治療を行わず経過をみる場合にも、ご自宅で注意していただきたい変化や、次に検査を受ける時期をお伝えします。

複数の検査結果から、病気の種類や進行度を評価
心臓病の診断では、一つの検査結果だけで判断するのではなく、問診や聴診、心臓超音波検査、レントゲン検査、心電図、血圧測定などの結果を組み合わせて、病気の種類と進行度を評価することが大切です。
当院では、動物の年齢、症状、これまでの検査結果、体への負担などを考慮し、その子に必要な検査をご提案します。
※すべての検査を一律に行うわけではありません
問診と身体検査は、心臓病を見つけるための大切な第一歩です。
咳が出る時間帯、呼吸の様子、散歩や運動への反応、失神の有無、食欲や飲水量の変化などを詳しくお伺いします。ご自宅でしか起こらない症状もあるため、咳、呼吸、ふらつき、失神などの動画がある場合は診察時にお見せください。
聴診では、心雑音の有無や大きさ、脈の速さや乱れ、呼吸音などを確認します。体を触りながら脈の強さ、呼吸の仕方、粘膜の色、むくみや腹水の有無なども評価します。
心臓病は、ワクチン接種や健康診断での聴診をきっかけに見つかることも少なくありません。当院では、予防目的で来院された場合にも、心臓や呼吸の小さな変化を見逃さないよう丁寧に診察します。

胸部レントゲン検査では、心臓の大きさや形、肺や気管支、胸腔内の状態を確認します。
心臓病が進行すると心臓が拡大したり、肺に水分がたまる肺水腫や、胸の中に液体がたまる胸水が認められたりすることがあります。また、咳の原因が心臓ではなく、気管や肺の病気によるものかを判断するうえでも重要です。
心臓超音波検査が心臓そのものを詳しく調べる検査であるのに対し、レントゲン検査は心臓病が肺や気道に及ぼしている影響を確認する検査です。両者を組み合わせることで、より正確に状態を評価できます。
診察の一環として行う簡易的な超音波確認とは、検査の目的や評価内容が異なります。
心臓超音波検査は、心臓病の種類と進行度を評価するための中心的な検査です。
超音波を用いて、心臓の各部屋の大きさ、心筋の厚さや動き、弁の状態、心臓内の血流、収縮する力などをリアルタイムで確認します。

僧帽弁疾患では弁からの血液の逆流や心拡大の程度、心筋症では心筋の厚さや収縮・拡張機能、肺高血圧症では肺動脈圧の上昇を示す所見などを評価します。心膜液や心臓周囲の腫瘤を発見できる場合もあります。
健康診断で心雑音を指摘された場合や、心臓病の診断・進行度の評価を行う場合、獣医循環器認定医である院長が心臓超音波検査を担当します。画像の数値だけでなく、聴診、症状、レントゲン検査などの結果も含めて総合的に判断します。
多くの場合、麻酔をかけずに検査できます。
動物の性格や呼吸状態に配慮しながら、できるだけ負担の少ない方法で実施します。

心電図検査では、心臓から発生する電気信号を記録し、心拍数や心臓のリズムを確認します。
不整脈には、治療を必要としないものから、失神や心不全、突然死につながる可能性があるものまで、さまざまな種類があります。聴診で脈の乱れが疑われた場合や、ふらつき・失神が認められる場合には、心電図による確認が重要です。
不整脈が一時的にしか発生せず、院内の短時間の検査では記録できない場合には、長時間心電図検査や専門施設での検査をご提案することがあります。
血圧の異常は、心臓病だけでなく、腎臓病や内分泌疾患などでも認められます。
高血圧が続くと心臓や腎臓、眼、脳などに負担がかかります。一方、心臓病が重症化した場合や薬の影響によって血圧が低下すると、元気の低下、ふらつき、失神などにつながることがあります。
血圧は緊張によって一時的に高くなる場合があるため、できるだけ落ち着いた環境で複数回測定し、数値だけでなく動物の様子も含めて判断します。
血液検査では、心臓病そのものだけでなく、腎臓や肝臓、電解質、貧血などの全身状態を確認します。
心臓病の治療では、利尿薬や血管拡張薬などを使用することがあります。治療を安全に続けるためには、腎機能や電解質、血圧などを定期的に確認することが大切です。
必要に応じて、心筋への負担や障害を反映する心臓バイオマーカーを測定することがあります。特に猫では、心筋症が疑われる場合のスクリーニングや、ほかの検査と組み合わせた評価に役立つことがあります。
ただし、心臓バイオマーカーだけで病名や重症度を確定することはできません。症状、身体検査、画像検査などと合わせて判断します。
病気の種類によっては、長時間心電図、CT検査、心臓カテーテル検査、遺伝子検査などが必要になることがあります。
当院で対応できない検査や、カテーテル治療・心臓外科手術などの専門的な治療が望ましい場合には、ご家族と相談のうえ、大学病院や専門施設をご紹介します。
検査を行うこと自体が目的ではなく、検査によって何を確認し、その結果が治療方針にどうつながるのかを大切にしています。
検査の必要性や分かることについて、事前にできるだけ分かりやすくご説明します。
心臓病の治療は、病名だけで決まるものではありません。
同じ病気でも、進行度、症状、年齢、体格、腎臓などの全身状態によって、必要な治療は異なります。
当院では、検査結果をもとに現在の状態を評価し、治療を始める必要があるのか、定期検診で経過をみられるのかを判断します。治療開始後も、効果や副作用、病気の進行を確認しながら、その子に合った治療内容へ調整していきます。
心臓病が見つかっても、すべての犬や猫ですぐに薬が必要になるわけではありません。
症状がなく、心臓の拡大や機能低下がみられない段階では、定期的な検査で経過を確認することがあります。
一方、症状がなくても心臓の拡大などが進んでいる場合には、心不全の発症を遅らせることを目的として治療を始めることがあります。咳、呼吸困難、失神、胸水、肺水腫などがみられる場合には、症状を改善し、心臓と全身への負担を軽減するための治療が必要です。
治療を行わず経過をみる場合にも、次回の検査時期や、ご自宅で注意していただきたい変化を具体的にお伝えします。
心臓病の内科治療では、病気の種類や症状に応じて、複数の薬を組み合わせることがあります。
薬の種類や量は、体重だけでなく、心臓病の進行度、血圧、腎機能、電解質、ほかに使用している薬などを考慮して決めます。
心臓病の薬は長期間必要になることもありますが、状態に応じて増量、減量、追加、変更を行うことがあります。
自己判断で中止や変更をせず、飲ませにくい場合や、投薬後に体調の変化がみられた場合はご相談ください。
心臓病の中には、内科治療だけでなく、外科手術やカテーテル治療によって改善が期待できるものがあります。
動脈管開存症や肺動脈狭窄症などの先天性心疾患、僧帽弁疾患、重度の徐脈性不整脈などでは、病気の種類や重症度に応じて、カテーテル治療、心臓外科手術、ペースメーカー治療などを検討します。
当院では、検査によって治療の適応や緊急性を評価し、専門的な治療が望ましい場合には、ご家族と相談のうえ、大学病院や循環器専門施設をご紹介します。
心臓病があるから治療は難しいと最初から諦めるのではなく、その子にどのような選択肢があるのかを一緒に考えます。
また、肺水腫に対する酸素管理や内科治療、胸水・腹水の抜去、心タンポナーデに対する心膜穿刺など、状態に応じた緊急処置にも対応します。
心臓病は、治療を始めた後も継続的な確認が必要な疾患です。
定期検診では症状や身体状態に加え、必要に応じて聴診・レントゲン検査・心臓超音波検査・心電図・血圧測定・血液検査などを行います。
特に利尿薬や血管に作用する薬を使用している場合には、心臓の状態だけでなく、腎機能、電解質、血圧なども確認しながら、安全に治療を続けられるよう調整しますが、基本的に検診の間隔は一律ではなく、病状や治療の経過などに基づき実施します。
安定している場合は数か月から1年程度の間隔で経過を確認することがありますが、投薬を開始・変更した直後や、心不全の治療中には、数日から数週間での再診が必要になることもあります。
次回の検診時期・予定する検査を、診察時にご説明しています。
心臓病の管理では、病院での検査だけでなく、ご自宅での日々の観察も大切です。
特に次のような点で、変化をご確認いただくことがあります。
心不全の早期発見には、眠っているときの呼吸数が役立ちます。普段の呼吸数を記録しておくことで、その子自身の変化に気づきやすくなります。咳、呼吸の異常、ふらつき、失神などがみられた場合は、可能であれば動画を撮影してお持ちいただくことが有効です。
ご来院時、診察室で症状が出ない場合に、ご自宅での様子を共有いただくことは診断の大切な手がかりになります。
ご家族による観察と病院での定期検診を組み合わせながら、できるだけ穏やかな生活を続けられるようサポートします。
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次の症状がある場合は、緊急性が高い可能性があります。
予約日を待たず、お電話でご連絡ください。
診療時間 9:30-12:00/15:00-18:00
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日本獣医循環器学会認定
獣医循環器認定医が診察します
愛知県内の獣医循環器認定医は8名
※2026年7月現在、日本獣医循環器学会公開名簿による

循環器の専門的な知識と臨床経験をもとに、検査結果を総合的に評価し、その子に合った治療方針をご提案します。
心臓病の診療では、病名をつけるだけでなく、病気がどの程度進行しているのか、いつから治療を始めるべきか、どの薬をどの程度使用するのかを判断することが重要です。同じ病名であっても、心臓の大きさや機能、症状、血圧、腎機能、併存疾患などによって、適切な治療や定期検診の間隔は異なります。
自由ヶ丘動物病院では、獣医循環器認定医である院長が診察と心臓超音波検査を担当し、検査結果をその後の治療や生活管理につなげます。

佐藤 恵一獣医循環器認定医 / 院長・獣医師
循環器科 • 腫瘍科
• 獣医循環器認定医
• 獣医腫瘍科認定医I種
• 博士(医学)
大切な家族である動物たちの 心臓の健康を守るために、丁寧で分かりやすい説明と、最適な医療の提供を心がけています。




獣医循環器認定医は、日本獣医循環器学会が、動物の循環器疾患に関する専門的な知識、診断能力、治療経験を認定した獣医師です。
認定を受けるためには、一般臨床経験および日本獣医循環器学会の会員歴がそれぞれ5年以上であること、所定のカリキュラムを履修すること、学会活動や学術実績などの資格審査基準を満たすことに加え、症例病歴要約レポートの審査に合格する必要があります。
資格取得後も5年ごとの更新が必要で、学会参加、発表、論文執筆などを通じて継続的に知識を更新することが求められます。
単に心臓超音波検査を実施できることではなく、その画像を正しく評価し、ほかの検査や症状と結びつけて診療方針を考えることが、認定医に求められる役割です。
日本獣医循環器学会が公開している有資格者名簿では、2026年7月現在、愛知県内の獣医循環器認定医は8名です。
当院の院長も認定医として登録されており、名古屋市内の身近な動物病院で、専門的な循環器診療を受けていただけます。
心雑音を初めて指摘された場合から、心不全、不整脈、肺高血圧症、心臓腫瘍などの複雑な病気、現在受けている治療についてのご相談まで幅広く対応します。
心臓超音波検査では、わずかな測定方法や画像の捉え方の違いによって、評価が変わることがあります。また、画像上の異常があっても、必ずしもすぐに投薬が必要とは限りません。
認定医による診療の意義は、異常を見つけることだけではなく、
を総合的に判断することにあります。
治療を始める場合も、経過観察とする場合も、その理由と今後の見通しをできるだけ分かりやすくご説明します。
心臓は、肺、腎臓、血管をはじめとする全身の臓器と密接に関係しています。
特に高齢の犬や猫では、心臓病とともに腎臓病、呼吸器疾患、内分泌疾患、がんなどを抱えていることも少なくありません。心臓だけにとってよい治療が、必ずしもその子全体にとって最適とは限らないため、併存疾患や生活の質まで含めて考えることが大切です。
院長は獣医循環器認定医に加え、獣医腫瘍科認定医Ⅰ種の資格を有しています。がん治療中の心臓管理、心臓病のある動物の麻酔や手術、複数の病気を抱える高齢動物についても、全身のバランスを考えながら治療方針をご提案します。
心臓病は、一度の検査だけで診療が終わるとは限りません。病気の進行や生活の変化に合わせて、長期的に状態を見守る必要があります。
当院では、専門的な循環器診療と日常のかかりつけ診療を分けることなく、予防医療、ほかの病気の治療、投薬管理、急な体調変化まで継続して対応します。
カテーテル治療や心臓外科手術など、さらに専門的な治療が必要な場合には、病状と治療適応を評価したうえで大学病院や専門施設をご紹介します。
認定医資格だけで、診療のすべてが決まるものではありません。
当院では、専門的な知識と経験を診療の土台としながら、その子の性格、年齢、生活、ご家族のお考えを大切にしています。
検査や治療を一方的に決めるのではなく、期待できる効果や負担、今後の見通しをご説明し、その子とご家族にとって納得できる治療を一緒に考えていきます。
日本獣医循環器学会の「獣医循環器認定医」は、公益社団法人日本獣医師会 認定・専門獣医師協議会の認証を受けており、獣医療広告において表示が認められている資格です。
| 初診料 | 1,320円 |
|---|---|
| 再診料 | 935円 |
検査費用は、「測定する項目」「院内検査・外注検査の違い」等により、料金が異なる場合がございます。
| 胸部レントゲン検査(※1) | 7,920円 |
|---|---|
| 心臓超音波検査(循環器精査) | 10,450円 |
| 心電図検査 | 3,850円 |
| 血圧測定 | 1,320円 |
| 血液検査(※2) | 5,280円~ |
| 心臓バイオマーカー検査 | 6,600円~ |
(※1):肺水腫の治療効果などを短期間で再評価する場合には、検査内容に応じて料金が異なることがあります。
(※2):測定する項目や、院内検査・外注検査の違いによって料金が異なります。
心臓の状態を総合的に調べるための、検査セットです。
健康診断などで心雑音を指摘された場合、心臓が大きい・不整脈があるといわれた場合、咳や呼吸の異常、疲れやすさ、ふらつき、失神などがみられる場合にご案内しています。
心臓だけでなく、腎機能や肝機能、電解質などの全身状態も確認し、検査結果を総合して今後の治療方針をご説明します。
| 犬(ANPを含む) | 41,800円 |
|---|---|
| 猫 | 36,300円 |
通常、わんちゃんねこちゃんを午前中にお預かりし、半日かけて行う検査のセットです。
手術やほかの検査予約との調整が必要となるため、心臓総合検査セットは電話予約のみとさせていただいております。
事前の予約ご調整が必要となります、ご希望の場合まずはご相談ください。
WEB予約ではなく、お電話でのみご予約を承っております。
心臓総合検査セットは、通常午前中にお預かりし、半日かけて検査を行います。
心臓病の種類や進行度についてを、心臓だけでなく全身状態の検査結果も踏まえてご説明します。
治療が必要な場合はお薬の処方(別途料金がかかります)や、今後の治療方針もお伝え。
必要な検査は、症状や聴診所見、これまでの検査結果によって異なります。以下は、代表的な診療内容と費用の目安です。
心雑音を指摘され、心臓超音波検査を受ける場合[初診]
――費用の目安 12,000~22,000円
咳や呼吸の異常を詳しく調べる場合[初診]
――費用の目安 20,000~33,000円
心臓病の定期検診
――費用の目安
再診・聴診のみ 935円
画像検査や血液検査を伴う場合 6,600~22,000円程度
緊急処置・入院が必要な場合
――費用は病状や処置内容、入院期間によって異なります
呼吸困難、肺水腫、胸水、心タンポナーデなどが認められる場合には、通常の診察・検査に加えて、次のような処置が必要になることがあります。
*過去の検査資料等をお持ちいただくことで、重複する検査を避けることもできます。
もし次のようなものが有ればできるだけお持ちください。
診断をより確かにするだけでなく、動物の身体への負担やご家族の費用負担を少なくすることにつながります。
初めて心雑音を指摘された場合や、これまで心臓の詳しい検査を受けたことがない場合には、資料がなくても問題ありません。まずは症状やこれまでの経過を伺い、身体検査と聴診を行ったうえで、その子に必要な検査をご提案します。
他院で治療中の場合も、紹介状は必須ではありません。
可能な範囲でこれまでの情報をご用意いただければ、現在の治療内容を尊重しながら、重複する検査をできるだけ避けて診療を進めます。
以前の検査結果や治療内容が分かる資料をお持ちいただくことで、これまでの経過をより正確に把握でき、同じ検査を不必要に繰り返すことを避けられる場合があります。
現在使用している薬、サプリメント、食事療法などが分かるものをお持ちください。
咳、ふらつき、失神、呼吸の異常などは、診察室では確認できないことがあります。
可能であれば、次のような様子をスマートフォンで撮影してお持ちください。
症状が始まった時期や変化を簡単に記録していただいていれば、診断の手がかりになります。
通常の循環器診察や心臓病の定期検診は、お電話またはWEB予約からご予約いただけます。
心臓総合検査セットは、手術やほかの検査予約との調整が必要となるため、お電話でご予約頂いています。
※心臓総合検査セットの予約に、WEB予約はご利用いただけません
診療時間 9:30-12:00/15:00-18:00(休診日:金曜日・日祝日)
<受付時間 9:00-11:30/14:30-17:30>
次の場合も、お電話でお問い合わせください。
通常の(心臓総合検査セット以外の)循環器診察や、心臓病の定期検診等はWEB予約をご利用頂けます。
このような心配事について、当院では全身の状態とあわせ総合的に診断致します。幅広くご相談ください。
紹介状や過去の検査資料がなくても受診できます。
WEB予約の際は、備考欄に詳細を記入できます。
分かる範囲で、次の内容をご記入ください。
次の症状がある場合は、緊急性が高い可能性があります。
できるだけ早く、お電話でご連絡ください。
診療時間 9:30-12:00/15:00-18:00
(休診:金曜日・日曜日午後・祝日午後)
<受付時間 9:00-11:30/14:30-17:30>
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