予防診療– 犬と猫の感染症予防 –

予防診療

人間も、動物も、健康で長生きするにはまず予防・健康診断から!
 「予防/Prevention」で大切なペットを守りましょう

ワクチンを接種することで得られる4つの効果


感染を予防する


感染症の症状を
(かかったとしても)軽減する


感染しても発症を防ぐ


感染症の流行を防ぐ

狂犬病

狂犬病は、犬も人も発症するとほぼ100%亡くなってしまう伝染病です。
発症した場合には、治療法もありません。
今現在、日本は狂犬病撲滅に成功した数少ない清浄国です。
しかし、近隣国では今でも蔓延しており、海外からの帰国者には発症が報告されている恐ろしい病気です。
日本国内で発症させない、持ち込ませない、そのためにワクチンはとても重要です。

日本では、法律で生後3ヶ月齢以上の犬には狂犬病予防注射が義務付けられています。

狂犬病予防接種の流れ 

生後約3ヶ月頃に1回目、以降年1回摂取。

基本料金

狂犬病ワクチン接種3,000円
接種済票交付料550円
※初めて接種される方は、犬の登録申請料3,000円がかかります。 

近年より狂犬病接種登録を動物病院で行うことができるようになりましたので、名古屋市にお住まいの方は役所での登録は不要です。
ワクチン接種後に、狂犬病接種証明書と鑑札をお渡しします。

混合ワクチン 

子犬・子猫は生後2ヶ月までは、母親から譲り受けた移行抗体があり、守られています。しかし、それを過ぎると移行抗体はきれ、免疫力の低下した無防備な状態となってしまいます。
そのため、移行抗体が少なくなってくる2ヶ月前後から複数回のワクチン接種をし、自分で自分を守る免疫を獲得しなければなりません。

ワクチンによって、免疫を獲得していれば、ワクチンを打っていない動物と比べてはるかに軽症ですんだり、死亡率を最小限に抑えることができます。 

ワクチンの種類は、犬では6種混合、8種混合、猫では3種混合があります。予防できる病気の種類により異なります。それぞれの子のライフスタイルに合ったワクチンをご提案いたします。

ワクチン接種の流れ

生後約2ヶ月頃に1回目、3か月2日目、ヶ月3回目。以降年1回摂取。

基本料金 

犬6種混合ワクチン6,600円
犬8種混合ワクチン8,400円
猫3種混合ワクチン3,600円
※別途、初診または再診料がかかります。 

ワクチンにより予防できる病気の種類


犬(いぬ)

  • 犬ジステンバー 
  • 犬コロナウイルス感染症 
  • 犬伝染性肝炎  
  • 犬パルボウイルス感染症  
  • 犬アデノウイルス2型感染症  
  • 犬パラインフルエンザウイルス感染症  
  • レプトスピラ(各種型) 


猫(ねこ)

  • 猫汎白血球減少症  
  • 猫ウイルス性鼻気管炎  
  • 猫カリシウイルス伝染病  

当院で採用のワクチンの種類 

狂犬病
ワクチン

日生研狂犬病TCワクチン

犬6種混合
ワクチン

バンガードプラス

犬8種混合
ワクチン

バンガードプラス

猫3種混合
ワクチン

バフェリバックL-3

猫5種混合
ワクチン

ピュアバックス

 

フィラリア症

フィラリア症とは、蚊が媒介する寄生虫〝フィラリア〟が、動物の心臓や肺に入り込み、体に様々な症状(咳・呼吸困難・運動不耐性・血尿など)を示す病気です。

発病したら完治することは難しい恐ろしい病気ですが、投薬で完全に予防できる病気でもあります。

フィラリア症の詳細はこちらを参照ください。 フィラリア症について

フィラリア症の予防期間 

春が来て、暖かくなってきたら予防シーズンの始まりです。
名古屋近郊では5月末ごろから12月はじめごろまでが一般的な予防期間です。

4月検査にて、予防期間は5月~12月。

フィラリア症にかかっていることを知らずに予防薬を使用すると、最悪の場合ショック死してしまう危険があります。そのため予防の開始前にはかかっていないこと(前年の予防がきちんとできていたか)を確認するための血液検査が必要です。

フィラリア予防薬のタイプ 

フィラリア薬・錠剤タイプ
錠剤タイプ
フィラリア薬・クッキータイプ
クッキー型
フィラリア薬・スポットタイプ
スポット型
オールインワン
オールインワン

昔ながらの錠剤タイプ、おやつのようなクッキー型、皮膚に垂らすスポット型、近年ではノミマダニや消化管寄生虫まで全てカバーできるオールインワンタイプの予防薬があります。 

クッキータイプなら食べられる子、食べられない子にはスポット型、などその子その子に合ったタイプをご提案させていただきます。 

ノミ・マダニ感染

ノミ・マダニは動物に寄生し吸血することで、アレルギーや貧血から、バベシア症やヘモプラズマ症など命に関わる重篤な病気を引き起こします。 

昨年、マダニから動物、ヒトにも感染を起こし、高い致死率のSFTS(重症熱性血小板減少症)が、ついに愛知県でも発症が認められました。
また、通常、ノミは外の環境では寒い冬の時期は発育しませんが、一旦室内に持ち込まれると1年中発育、産卵を繰り返します。そのため近年では、通年(1年間を通して)の予防が主流となってきています。   

ペットちゃんが複数いる場合は、1頭がノミマダニを持ち込むと、他の子にまで感染が広がるため、全員の駆虫/予防が大切です。 

ノミマダニ感染の詳細はこちらをご参照ください。 ノミマダニ感染

薬について 

ノミ・マダニ/スポット
スポット型
ノミ・マダニ/チュアブル
チュアブル
オールインワン
オールインワン

ノミ・マダニの予防薬には皮膚に垂らすスポットタイプ、食べるフレーバータイプ、また、フィラリアなども併せてカバーするオールインワンタイプ、などがあります。 

ご相談ください。

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